朝顔と棒のお話

9月14日(日) 058.gif



季節はすっかり秋めいてきましたが、
ふとした事から思い出した「朝顔」のお話しを載せたいと思います。

仕事柄、たくさんのお子さんやお母さんと触れ合う機会があります。
そんな中、子育てに悩んでいらっしゃるお母さんに、
ちょっとだけ心が軽くなるいいお話しです。

小兄が幼稚園にあがったばかりの頃でした。
幼稚園のPTA行事で、講演会に出席しました。
その時訊いたお話しが、とても印象に残っています。

講演者は年配の男性でした。お名前は忘れてしまいましたが、
幼稚園のPTA講演会という場に臆する様子はまったくなく、まず第一声がこれでした。

「お子さんが朝顔の花だとしたら、お母さん方はなんですか?
 命を育む大地? 花を照らす太陽? かけがえのない水?
 そんな大それたものじゃないでしょう。
 お母さん方は棒ですよ、あの、朝顔のツルにくるくるまかれるヤツ。」


 ボ・ボウ!?


「そうです。単なる棒です。
 朝顔にとって、棒は必要不可欠ですか?
 そんな事、万が一にもありません。
 わざわざ隣に立ててやらなくたって、巻きつくものがほしけりゃ、
 朝顔は、勝手にどこか居心地のいい物に巻きつくんです。
 巻きつきたくなきゃ、地を這ってでも花を咲かせるんです。
 それを大きなお世話を焼いて、横に棒を立てて、わざわざ絡みつくように針金で蔓を留めたりなんかして。
 ついでに行きたい方とは逆に留められたりするから、せっかくのツルが変な方向に曲がっちゃうんですよ。」
 

 むむむ・・・。


「たかが棒の分際で、花の色が悪い、花が小さい、花の数が少ないなんて言うもんじゃない。
 巻きついてもらっただけありがたいと思わないと。
 繰り返し言いますが、棒なんてあったってなくたって花は咲くもんです。」


 納得・・・(T0T)


私はこの講演を聞いて、ものすごく感動してしまいました。
子ども達のため、なんて体裁のいい事を言いながら、
結局は自分にとっていいように子ども達を育ててやしないかと自問自答しました。

そして「私は立派な棒になろう!!」と思ったんです。
巻きついてこなくてもいい。(淋しいけど…)
他の棒に巻きついてもいい。(ヤキモチ妬くかもだけど…)
あんまり近くに立つと邪魔かもしれないから、ちょっと離れた場所に立とう。(あんまり遠くはヤダ…)
もし巻きつかれた時には、倒れたり折れたりしないよう、
しっかりと地面深くに刺さり、メンテナンスを怠らないでおこう。(でも、老化現象は許して…)
巻きついて損したと思われないよう、立派な棒になろう!!(ホンネは得したと思って欲しい…)
そしてこんな思いはみじんも見せず、さり気なくさり気な~く立っていよう。
「おっ、こんなとこに棒立ってんじゃん。ラッキー♪」と思ってもらえるように。


子育てって、あまりにも子どもに近づきすぎてしまうと
お母さんにとって苦行となってしまうかもしれません。
もちろん「育てる」という責任を放棄してしまってはいけませんが
お母さんにできる事にも限界があるはず。
そう思って、あまり深く悩み過ぎず、私と一緒に『棒』になりましょう!
黙って見守っていれば朝顔は咲きますよ、きっと!

・・・とある方に伝えたいのですが、なかなか『朝顔と棒』のお話しをする機会はありません。
どうか、疲れたお母さんの心が休まりますように。





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by a24ma35 | 2014-09-14 16:39 | まこママのつぶやき

ニャン生、何が起こるかわからない。たった一匹であの世に旅立つ寸前、おれは『寅吉』になったんだ。一匹ぼっちだったおれに、突然パパとママ、それから元気で優しいお兄ちゃんが3人もできちゃった。寅んちに遊びにおいでよ!!


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