習志野フィル 第90回定期演奏会 (本番まで)
2016年 12月 15日
12月15日(木)
~12月11日(日) 習志野文化ホールにて~
新日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスター
西江辰郎さんをお迎えした定期演奏会がありました。
お願いした曲目は『シベリウス ヴァイオリンコンチェルト』
西江さんご本人は「自分では選曲しない曲」
とおっしゃっていましたが、
清冽な湧き水のように澄み、それでいて
凍てつく大地を包み込むような暖かな音色の
西江さんのヴァイオリンには、ぴったりな協奏曲と私は感じています。
前日のゲネプロを含め、3日間の合わせ練習に来てくださった西江さん。
毎回その音色は変化していき、西江さんの魂が吹きこまれていくようでした。
音楽は生きているんだなぁ。二度と同じ音は聴けないんだなぁ。
形には残らないけれど、心に残る音楽の素晴らしさを
改めて実感させていただきました。
本番当日のステージリハーサル。
この日までに、西江さんはたくさんの事を私たちに教えてくださいました。
ソリストとの絡みのない部分も
「今のも素敵ですが、こうやったらもっと素敵になると思います。」
とヴァイオリンで弾いてくださったり、
音符・休符の長さ、ボウイング、ピチカート、ひとつひとつ丁寧に教えてくださいます。
オケパートを一緒に弾いてくださったりもしました。
協奏曲というと、それはソリストのためにあるもので
オケパートは、いかにソリストが思い通りに弾けるかを考えるものだと思います。
(もちろんアマチュアなので、それができるかどうかは別として・・・)
でも、西江さんは「ここにいるみんなで一緒にいいものを作りましょう!」
と言ってくださっているようでした。
今回はソリストしてお越しいただきましたが、
でも、西江さんの言葉ひとつひとつに
やっぱり西江さんはコンマスでいらっしゃるんだなと感じました。
さて・・・。
どんどん思いは募ります。
本番までの記事がこんなに長くなってしまうとは・・・(^^;
by a24ma35
| 2016-12-15 11:05
| 音楽のこと